α55プレ感


見に行ってから少し時間が空いてしまいました。
NEX-VG10と違って、発表から展示までが随分早かったです。
当初の噂通りのスペックで発表されたので、サプライズ感はあまりありません
でしたが、やはり現物を実際に手に取ると感慨深いものがあります。
発表の写真から、ファインダー部分が少し大きくバランス的にどうなのかとも
心配しておりましたが、それほど問題はありませんでした。NEX-5の大きさに
慣れた今ではむしろ、かえって安定するくらいのグリップ感で指の掛かり具合
的には、NEX-5そのままといっても差し支えない気もします。


訪れたのは26日で、この時は残念ながら同時に発表された3本のレンズは
まだ用意されておらず、東京銀座に関しては9月のセミナーまでには間に
合わせるとのことでした。こちらとしては24mm/F2ZAが今回の本命だった
ので、ちょっと残念な結果に。まぁ、これはまた週末訪れればよいかなと



α55に話を戻します、今回のモデルでの一番の注目所は位相差AFでもなく
ペリクル(ソニーではトランスルーセントと呼ぶそうな)ミラーでもなく
ファインダーです。ファインダーだけは光学式だろうと固定式だろうと、
実際に自分で見て見ないことにはその感覚は分からないので、直参が一番なのです。


結論から言うと、銀座の展示機では満足行来ませんでした;; これが完成版
ではないことは承知しておりますが、今回はNEXのモックとは違い゙ほぼ゙
製品版なので、ちょっと残念な結果です。電子式による、ファインダー交換を
せずに指標を換えられたり、傾きセンサーが搭載されている点は非常に
便利なのですが、とにかくEVF内が白っぽく感じます。
回りの環境光によっても変化するのでしょうけど、α900と同等、あるいは
それに近いという噂も聞いていたので、期待してたのですが、少し高望み
しすぎたのかも知れません。


銀座のソニービルを出て、一度反対側の有楽町ビックへ向かいオリンパス
パナソニックEVF搭載機も覗いたのですが、E-P1の外付けEVF >>α55=GH2
が個人的番付けとなります。オリンパスのだけ、EVFの色味の再現性が一段上
なのには驚きました。スペック上は同じだったはずなんですけど...
後日、m4/3マウント NOKTON 25/0.95の発表のタイミングでオリンパス
販促員と話をする機会があったのですが、オリのEVFエプソンの技術を使って
いるそうで、そこが他社との差だとアピールをしていました。
像の見え方、大きさはそれなりに満足のいくものだったので、ソニーEVFにも
色の再現性にはもっと注力して欲しい所ですね。ちなみに写真はありませんが
EVF内のカスタマイズは、+ー1段階の明るさ補正とダイヤルでの視度調整が
ありました。


キワモノとされていた今回のα55ですが、モノとしては最近のミノルタソニー
の一眼では、一番のAF速度ですしNEXから引き続いて高感度センサーも備えて
いますし、後は価格さえこなれて来れば、初心者にもお勧めしやすい一眼に
なることは確かだと思います。
あとは、Aマウントレンズ群を付けるとどういった操作性や写りになるのか、
9月の土日が楽しみではあります。